抗アレルギー薬の服用期間

花粉

現在、花粉症などのアレルギー疾患のパイプラインとなっている治療薬は、抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬です。
抗ヒスタミン薬は、鼻水や鼻づまりなどの症状を抑えるために使われる事が多い薬です。
アレルギーを引き起こす化学物質(ケミカルメディエーター)はいろいろありますが、その中の1つであるヒスタミンの受け皿(受容体)に反応して、ヒスタミンの量を減らします。
しかし、ケミカルメディエーターはヒスタミンだけではなく色々とあります。
抗ヒスタミン薬はヒスタミンが引き起こす症状を抑える作用は強いのですが、アレルギーそのものを抑える作用は強くありません。
そこで、アレルギー反応を抑える薬が必要となってきます。

それが、抗アレルギー薬です。
抗アレルギー薬は、アレルギー反応を引き起こすいろいろなケミカルメディエーターと交わる事ができます。
抗ヒスタミン薬は服用するとすぐに症状が緩和して、「効いた」と感じるのですが、抗アレルギー薬は効果が出るまでに2週間から1ヶ月程かかります。
そのため、花粉が飛来する前に服用する事が大切です。
花粉症の人は、どの花粉が原因なのかを調べる必要があります。
日本では、春に飛ぶスギやヒノキが有名ですが、それ以外にイネやブタクサが原因の人もいますし、ヨモギやヒマワリという人もいます。
また、北海道ではスギ花粉は飛散しないかわりにシラカバ花粉が原因の事が多いです。
花粉だけではなく、ダニやホコリもアレルギー性鼻炎の原因となります。
この場合は、1年中症状が出ることが多く、春の花粉シーズンだけでなく1年中ずっと薬を服用することになります。

抗アレルギー薬で予防し、抗ヒスタミン薬で症状を抑えるという治療が一般的です。
炎症が強い場合は炎症を抑える薬やステロイドを使うこともあります。
症状が治まっても鼻や咽喉の炎症は治まっていない事もありますので、自己判断で中止や減量をしない事が大切です。