色々な種類の薬とカプセルを手に取る様子

ぜーぜーヒューヒューと痰が絡んだり咳が出たり、気管支喘息の発作は患者さんにとっても見ている親御さんにとっても大変つらいものです。
そんな気管支喘息の発作に対して効果的な抗アレルギー薬は、残念ながら、それほど多くはありません。
気管支喘息はヒスタミンよりも、炎症を引き起こす物質である「トロンボキサン」や「ロイコトリエン」が影響しているので、これらを抑える薬剤が使われます。
咳をしている女性 トロンボキサンの働きを弱める抗アレルギー薬が、オザグレルです。
ベガやドメナンという商品名です。
ロイコトリエンの作用を弱める抗アレルギー薬がプランルカストです。

商品名はオノンです。
現在は、これらの抗アレルギー剤がよく使われています。
抗アレルギー薬は細胞からアレルギー物質が出るのを防ぐ働きがあります。
発作を予防するために長期にわたって服用し続ける事が大半です。
気管支喘息などのアレルギー疾患は、自己免疫疾患です。
本来は外敵を攻撃して、自分の体を守るはずの免疫システムが、何らかの誤作動で自分の体を外敵だと勘違いして攻撃してしまうのです。
この、誤作動がなぜ起きるのかはまだ判明されていないため、自己免疫疾患を完治させる薬は、残念ながらまだ開発されていません。
しかしながら、気管支喘息による発作を予防するための薬が、これらの抗アレルギー薬です。

発作を予防する効果は期待できますので、完治しないからと言って悲観することなく、医師から指示された用量・用法を守り、服用する事が大切です。
薬を手放すことは難しくても、発作を予防しうまくコントロールすることで健康人と変わらない日常生活を送る事ができます。
スポーツも可能です。
スポーツ選手の中には、抗アレルギー薬で治療しながら、オリンピックでメダルを取った選手も沢山います。
抗アレルギー薬を上手に使い、気管支の炎症を抑え、発作を予防する事が大切です。